昭和薬科大学 | 遺伝子情報が医療を変える

同じ薬でも、効き方、副作用に個人差があります。ヒトゲノム情報の解析で、その要因となる個人の遺伝子多型(SNPs)が確認されました。一方、タンパク質の解析が進み、病気の際にどの分子に異常が生じるかも解明されつつあります。

ゲノム創薬は、そうした遺伝子・分子レベルの情報をもとに論理的に薬を設計する新たな手法です。遺伝子情報を利用し、より有効で副作用の少ない画期的な新薬が開発されることが期待されています。

さらに、近い将来、個人の遺伝子を調べ、その人の体質などに合った最適な薬の種類や投与量を細かく設定するテーラーメイド医療が現実のものになると予想されています。