昭和薬科大学 |衛星薬学

薬学は「薬」以外の領域でも重要な役割を果たし、人々の健康や環境問題と深く関わっています。衛生薬学は、環境、食品、疫学、毒物など多様な分野を対象とし、水質・大気汚染、廃棄物の処理、住環境や食品の安全性、感染症、アレルギー疾患など、生活に密着した数多くの問題を調査・分析し、問題解決に取り組んでいます。

たとえば、環境衛生は分析化学や衛生試験法などの技術を駆使し、超微量な有害物質や超微細な生物などを測定・分析し、環境汚染の予防や浄化に役立てています。このように、薬学は「症状→診断→治療」という概念を生活圏全体に広げ、様々な手法で日常の「安全衛生」を確保しながら、社会に貢献しています。